ビジネスシャツに優しいハンガー選びと使い方について

Update: 2020.11.13 | シャツについて

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ビジネスシャツを日常的に着用しているのであれば、ハンガー選びにも気を使ってみましょう。こちらでは、ビジネスシャツを保管するうえで欠かせないハンガーの選び方や、ビジネスシャツを傷めにくいハンガーの使い方についてお話しします。

ハンガーの必要性

ビジネスシャツはハンガーにかけるのが基本です。

ビジネスシャツそのものの重みによって生地がほどよく伸びます。シワができるとビジネスシャツの清潔感が損なわれてしまうため、日常的にハンガーにかけておくことが大切です。ハンガーを使うことによってシャツの形状維持と収納を両立できます。

ハンガーにかけておけば、シャツの外観を確認してすぐに着用できます。シーズンオフの時期などはたたんで収納するのも選択肢のひとつですが、シャツへのダメージや利便性の面を考えると、ハンガーを使うのがベストでしょう。

ビジネスシャツに合ったハンガー選びのポイント

ビジネスシャツをかけるハンガー選びのポイントについてお話しします。

肩幅
ビジネスシャツの肩幅に合ったハンガーを選ぶように注意しましょう。ハンガーの肩幅がビジネスシャツに対して大きい場合、あるいは小さい場合は、首や肩の部分にシワができてしまいます。干そうとしているビジネスシャツに対してジャストな肩幅のハンガーを選びましょう。可能限りビジネスシャツの肩幅をあらかじめ測っておくのがおすすめです。肩幅の長さを調節できるハンガーであれば、さまざまなサイズのシャツや体型の変化に対応可能です。
衿元の厚み
ビジネスシャツにおいて衿元の立体化は非常に重要な要素のひとつ。厚みに欠けるハンガーにかけると、この衿元がつぶれてしまうことがあります。省スペースで干せる厚みのないハンガーもありますが、少なくともビジネスシャツに関しては衿元に厚みがあるハンガーを使うのがベターです。

ビジネスシャツをハンガーにかける際の注意点

ビジネスシャツのベストな状態を維持するためには、ハンガーの使い方にも注意が必要です。具体的な注意点についてご案内します。

クローゼットではシャツ間の間隔をあける
ビジネスシャツを多く持っている場合はクローゼットに敷き詰めるように保管している人も多いかもしれません。しかし、あまりビジネスシャツ同士を密着させると、圧迫によりシワが付いてしまうことがあります。可能な限り間隔に余裕を持ち、シャツ同士が触れないように保管しましょう。
アイロンをかけてすぐクローゼットに収納しない
アイロンがけした直後のビジネスシャツには湿気が多く含まれています。そのまますぐクローゼットに入れると、シワや匂い、カビの原因になるため、しばらくは風とおしのよいところで30分程度冷ましてからクローゼットに入れましょう。
ハンガーラックを使う
洗濯後・アイロンがけ後は上述した理由からクローゼットにすぐ入れるのはおすすめできません。クローゼット外でしばらく干して乾燥させるためのアイテムとして、ハンガーラックがあると便利です。
ボタンをしめる
ビジネスシャツをハンガーにかけてクローゼットに入れる際はボタンをしめておきましょう。生地に適度な緊張が生まれ、シワができづらくなります。
衿を立てる
ビジネスシャツの衿は立ててクローゼットに入れておきましょう。衿元の型崩れを防ぐことができます。

シャツにシワが付いてしまったときは?

シャツにシワが付いてしまったときは、一度水分を含ませてアイロンでプレスすると治ることがあります。シワが付いた部分に霧吹きで水を吹き付け、アイロンでプレスしましょう。スチームアイロンも便利です。汚れが蓄積している場合は、クリーニングを利用するという選択肢もあります。

スペースが気になる場合はたたんで収納

上述したとおり、ビジネスシャツは基本的にハンガーにかけて保管するのがベストといえます。しかし、収納スペースがない場合は、たたんで収納するのもおすすめです。ポイントをおさえれば、たたんで収納しても問題はありません。

ビジネスシャツをたたむ際は型紙があるとサイズも揃い、効率的に作業が進みます。A4のファイルや厚紙などを型紙として使用するのがおすすめです。また、事務で使用するような書類ケースにたたんだビジネスシャツを入れて積み重ねておくと、圧迫による型崩れを防ぐことができます。

特にシーズンオフのタイミングなどはハンガーにかけていつでも着られる状態で保管しておく必要はありません。上述したような方法で省スペース化して保管しましょう。

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ビジネスシャツのコンディションを保つうえでハンガーは欠かせない存在です。安価な針金ハンガーを使っていた場合も少し気を使ってみるとビジネスシャツのシワが付きにくくなるかもしれません。また、正しいハンガーの使い方を意識することも大切です。特に、オーダーメイドの高級なビジネスシャツを使っている場合は、今回ご紹介したようなハンガー選び・使い方のポイントを意識してみましょう。