ビジネスシーンでポロシャツはOK? ビジネスシャツとの違いについて

Update: 2020.09.02 | シャツについて

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徐々に気温も上がり、ビジネスシーンの服装スタイルを変える時期に差し掛かっています。今年はビジネスシャツに加え、ポロシャツのスタイルを取り入れてみてはいかがでしょうか。こちらでは、ビジネスでポロシャツを着る是非や、着こなし方についてお話しします。

ポロシャツの定義

まずはポロシャツの定義を明確に把握しておきましょう。

メーカーによって細かな違いがあるものの、基本的にニット素材で作られた衿付きのシャツであればポロシャツといえます。基本的には半袖であり、春から夏にかけて着られるアイテムです。その素材から、伸縮性に優れており、着心地のよいシャツだと考えられています。また、カラーバリエーションや柄が豊富です。

もともとは、1920年代のイギリスにて、馬にのって行う球技「ポロ」のユニフォームとして生まれました。一般的に知られるようになったのは、テニスの試合で着られるようになったタイミングです。つまり、もともとはスポーツウェアとして生まれたシャツということになります。

ビジネスシャツとの違い

基本的にフォーマルなアイテムであるビジネスシャツに対し、ポロシャツはカジュアルな側面が強いといえます。その他、袖の長さや伸縮性のなどの違いがあるほか、柄やカラーのバリエーションもポロシャツのほうが豊富です。

ポロシャツの素材

ポロシャツに使用される代表的な素材をご紹介します。

綿
綿は吸水性・放湿性に優れており、タオルの素材としても用いられています。肌触りもよく、シャツの素材としては申し分ありません。
ポリエステル
ポリエステルは耐久性に優れており、多少ハードに取り扱っても長持ちします。また、洗濯を繰り返しても型崩れしにくいのが魅力です。
混紡繊維
2つ以上の素材を組み合わせたものは、混紡繊維と呼ばれます。代表的な綿とポリエステルによる混紡繊維は、双方の特性である吸水性と耐久性をバランスよく兼ね備えています。
天竺
天竺は綿や麻を表編み裏編みという2種類の編み方で組み合わせた記事のことです。適度に伸縮性が抑えられ、ほどよいフィット感が得られます。ポロシャツ、Tシャツなどの肌着では一般的な生地です。
鹿の子
鹿の子は、凹凸のある表面が特徴的な編み方です。その表面形状から肌との接地面が少なくなり、涼感や通気性が得られます。

クールビズにポロシャツを着る選択肢

通気性に優れる、動きやすいといったメリットがある反面、一般的なカジュアルシャツよりはフォーマル感を出せることから、ビジネスシーンでもクールビズ用のシャツとしてポロシャツが着られています。

もちろん、カジュアルな印象が強いシャツのため、シチュエーションはある程度限定されるでしょう。会社の風土や環境の点から問題なく、社外の方と対面しない日のみ着用するのが無難です。

クールビズ用ポロシャツの選び方

クールビズ用に着るポロシャツの選び方についてお話しします。

台襟付きが前提
クールビズ用としてポロシャツを着るのであれば台襟付きのものがおすすめです。台襟は襟を立たせるための土台となる帯状パーツのこと。台襟がない場合、ソフト印象が強くなりすぎ、ビジネスシーンでは過度にカジュアルに見えてしまいます。
主張しない色柄
ポロシャツに豊富な色・柄がありますが、クールビズ用としては主張の強くないものを選びましょう。具体的には、柄は無地かストライプ、色はブラックやサックスブルー、ネイビーなどがおすすめです。
ビジネスシャツと同様ジャストサイズで
カジュアルシーンであればオーバーサイズのシャツを着る選択肢もありますが、ビジネスシーンでは控えたほうが無難です。ビジネスシャツと同じように、ポロシャツも基本的にはジャストサイズで選びましょう。ジャストサイズであれば、タックイン・タックアウトにかかわらずカジュアルになりすぎません。

ポロシャツと合わせるパンツ

カジュアルにもフォーマルにもなれるポロシャツだけに、合わせるパンツ選びには迷ってしまうかもしれません。ビジネスシーンでポロシャツを着ることを考え、適しているパンツのタイプについてお話しします。

スラックス
ジャケットスタイルのように、スラックスをポロシャツに合わせることもできます。細身のスラックスであれば、ポロシャツのカジュアルさをほどよく緩和してくれます。紺のポロシャツにグレーのスラックスなど、同系統の色でそろえるのがおすすめです。
チノパン
ポロシャツ × チノパンもクールビズの代表的なコーデのひとつ。シャツインせずに着ると、よりカジュアルなスタイルになります。白いポロシャツに黒いチノパンなど、対照的なカラーコーディネートにするのがおすすめです。

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TPOさえわきまえれば、ポロシャツはクールビズで大活躍します。涼感機能が付いたビジネスシャツなどで夏を乗り切ることもできますが、ポロシャツをバリエーションのひとつに加えると快適性が向上し、さらに着こなしが楽しくなるかもしれません。今回の内容を参考に、ぜひポロシャツをビジネスシーンでも使いこなしてください。