結婚式に参加する際のドレスシャツマナー

Update: 2020.07.07 | シャツについて

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結婚式はフォーマルな装いが求められるオケージョンのひとつ。ドレスシャツに関しても、最適なものが慣例的に決まっています。親族やゲストとして出席する場合は新郎新婦に失礼がないようにマナーに適したドレスシャツを選びましょう。こちらでは、結婚式に参加する際のドレスシャツマナーについてお話しします。

結婚式の定番ドレスシャツ

まずは、ドレスシャツ選びから考えてみましょう。「このシャツならどんな結婚式でも問題ない」という定番を知っておくと安心です。結婚式に参加する際のドレスシャツとして最もスタンダードなのは、

  • 無地
  • レギュラーカラー

以上の3要素がそろっているアイテム。基本的に、冠婚葬祭ではこの3要素を満たすドレスシャツを着ておけば間違いありません。とりわけ、親族として参加する場合は、この定番を踏襲するのが無難です。

こうしたシャツは単純にマナーとして認識されているだけではなく、ダークスーツとのマッチングも抜群です。白と黒のコントラストが清潔でドレッシーな印象を与えます。

そのほか、薄い淡色のサックスブルーのシャツも清潔感がありおすすめできます。基本的には、上述した白かサックスブルーのシャツから選びましょう。

少し個性を出したい場合は......

親族以外の参加者として出席する場合は、衣服で少し個性を出したい場合があるかもしれません。自分が主役ではないためあるため節度を意識する必要がありますが、ある程度の主張は許容されています。

ドレスシャツで少し個性を出したい場合は、

  • 淡いパステルカラー
  • ワイドカラーの襟
  • 織り柄

といった要素のシャツで主張してみましょう。とりわけ、パステルカラーのシャツは近年なり許容されるようになってきた傾向があり、カジュアルな雰囲気の結婚式では白いドレスシャツ以上に馴染むかもしれません。

シャツで個性を出したい場合は、出席する結婚式の雰囲気を伺いましょう。若い新郎新婦の結婚式など、それほど格式が高くない雰囲気の結婚式であれば様子を見て主張の強いシャツを選ぶのもひとつの方法です。

こんなシャツ選びはマナー違反

どれだけカジュアルな式であってもドレスシャツ選びによってはマナー違反として見られてしまう可能性があります。とりわけ結婚式では、新郎新婦どちらかの関係者として出席していることを忘れずに、マナーを意識しなければなりません。参加する式の雰囲気にかかわらず、以下のようなドレスシャツは避けたほうが無難です。

色・柄
ドレスシャツの色・柄によっては、悪目立ちしてしまいます。あくまで当日の主役は新郎新婦。参加者が目立ってしまうのは考え物です。原色系や派手な柄のドレスシャツは基本的に控えましょう。また、おめでたい場にふさわしくない暗いイメージを与えるため、黒いシャツも避けてください。
襟に関しては、ボタンダウン、ショートポイントは避けましょう。どちらもカジュアルな印象を与えるため、結婚式にはふさわしくありません。
素材
素材に関しては、光沢があり、きめ細かいものを選びましょう。オックスフォード素材などはカジュアル、スポーティーな印象を与えるため結婚式には不向きです。
結婚式のドレスシャツは基本的に長袖です。暑い時期の結婚式だとしても、半袖や七分袖は基本的に避けたほうが無難です。また、少なくとも式の最中は袖をまくったりしないようにしましょう。

二次会は少しカジュアルに

結婚式のあとは二次会が開催されることも少なくありません。着替える余裕と時間がある場合は、二次会に向けてドレスシャツを変更するのもおすすめです。フォーマルな一次会に対し、二次会は少しカジュアルでも問題ないでしょう。上述した結婚式ではNGになってしまうシャツも、二次会ではある程度許容されます。

二次会にはノーネクタイで参加するのも一般的ですが、その場合は少しさびしい印象を与えるため、チェックなど柄の主張が強いシャツを選んでもよいでしょう。首元のボタンをはずしても構いませんが、最大でも2つにとどめてください。また、ジャケットを脱ぐことも考え、インナーが透けないよう普段以上に意識してください。

また、シャツを着るにせよ、ジャケットと合っていることが前提です。シャツだけで主張しようとせず、トータルコーディネートを意識しましょう。

合わせるネクタイは

結婚式でドレスシャツを着る場合は、ネクタイ選びにも気を使いましょう。

無難な色は白、シルバー、シャンパンゴールドなどです。黒はシャツと同様にイメージを与えるためNGと考えてください。柄を付けたい場合は、チェックやストライプなど主張が強くないものを選びましょう。

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結婚式はおめでたいシーンである一方、マナーが問われます。くれぐれもドレスシャツ選びや着こなし、ネクタイ選びに気を付け、変に目立ってしまないように意識しましょう。カジュアルなファッションを楽しみたい場合は二次会がチャンスです。