LINEN 2015年コレクション登場  ~第一弾ワイドカラー到着!~

Update: 2015.02.24 |

皆様、こんにちは!

風が春を感じさせてくれる季節になりました。
皆様、お変わりなくお過ごしでしょうか。

カミチャニスタでは、早速2015年LINENコレクション第一弾が到着し、倉庫内も春一色になって参りました。
第一弾は、昨年も大変ご好評いただきました、ワイドカラーを昨年以上のカラーバリエーションでご用意致しましたので、必ず欲しい1枚が見つかるはず!
2月28日(土)より販売開始を予定しておりますので、是非チェックしてみてください。

生地バリエーションの一部をご紹介します!
こんなに拡大に撮影し、無修正(携帯のカメラで撮っただけです・・・)でここまで綺麗なので、自信を持ってご紹介できる商品になってます!
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今回は、【麻】について少しお話しさせていただきます。
もともと、麻の商品は非常に高級とされておりましたが、数年前より比較的購入しやすい価格で、店頭に並ぶようになりました。
同時に、ファッションのカジュアル化で、シワ感を反対に楽しめる麻商品は、夏の主軸商品になりました。

古代より日本に自生していた、アサ科アサ属の大麻の繊維を糸に加工し、洋服にしていました。
現在、一般的に【麻】と呼ばれるものは、海外から持ち込まれた、アマ科亜麻(リネン)と、イラクサ科の苧麻(ラミー)です。
亜麻(リネン)は、寒い地域でなくては栽培できず、ヨーロッパが産地としては大半を占めてます。
なかでも、ベルギーリネンは高級と言われてます。
白紫の可憐な花が咲き、成長時の高さは0.8~1.2m程で、生地にすると節が出来るのが特徴です。
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苧麻(ラミー)は、熱帯地域で生息し、亜麻(リネン)とは全く異なる、しっかりした緑色の大きな葉をつけ、成長時は1.5~2m程にまで成長します。
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同じ【麻】と呼ばれるものでも、このように大きな違いがあります。

苧麻(ラミー)は亜麻(リネン)より強度が強く、生地に織る際も糸が切れる事は少なく、効率よくつくれますが、亜麻(リネン)は非常に繊細で、切れやすい事もあり、手がかかり価格に反映してきます。

苧麻(ラミー)は、先にご説明しました通り、強度が強いので極細に加工でき、生地にすると綺麗な光沢が出ることは特徴です。
そして、生地にした時に節が出来にくく、一見すると高級なイメージをお持ちになる方も多いと思います。
しかし、繊維が固いので実際シャツにして着用する事は、忍耐強い方でもGIVE UPする程、チクチクと肌に刺さります。
その為、テーブルクロスなどの、ホームグッズに使用される事が多いです。
亜麻(リネン)に比べて価格が安いので、綿と混ぜて織り、チクチク感を少ないして、洋服に使われることも少なくありません。
亜麻(リネン)は、独特のさらっとした肌触りで、昔から高級ホテルの枕カバーや、シーツ、バスローブにも使用されております。
欠点は、生地にしたときに節が出ます。これは、本物の亜麻(リネン)である特徴でもあるのです。

カミチャニスタの麻は、すべてフレンチリネンを使用してます。
糸番手は21番手。これは綿番手に変えると、60番手に相当します。
『60番手???あまり良くないね。。。』とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、先にお話しました通り、亜麻(リネン)は、あまり細く糸にすると切れやすく生地になりません。
一般的に亜麻(リネン)として販売されている商品の糸番手は14番がメインで、綿番手に変えると40番手に相当します。

亜麻(リネン)は水により、少し生地が固くなる性質がありますので、私自身は自宅で少し柔軟剤を使用します。
少しの柔軟剤を使うだけで、風合いもよく、アイロンをかける際もとても扱いがラクになりますので、宜しければお試しください。
複数回の洗濯で繊維が柔らかくなり、より良い風合いになる事も麻の特徴です。
着れば着る程、きっとお気に入りの1枚になるでしょう。

4月~5月頃には、新型のLINEN・ボタンダウンカラーも登場する予定ですが、一足先にLINEN・ワイドカラーが仕上がりましたのでお試しください!