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新型コロナウイルスの影響で在宅勤務をしている方も多いでしょう。在宅勤務中の服装はどのようなものを選んでいますか? こちらでは、在宅勤務やリモート会議での服装選びについてお話しします。

在宅勤務を導入する企業が続出

2020年に2月中旬以降、世界中を新型コロナウイルスの話題が席巻しています。完全な終息の兆しはいまだに見えず、人々の健康だけではなく経済活動への影響も無視できない状況です。日本だけではなく、世界中の状況を変えてしまったウイルスといえます。

ビジネスシーンに目を向けると、出勤、またオフィスに集合して仕事をするという行為がリスキーだと考えられるようになりました。そのため、パソコン作業が中心の仕事など出社が必須ではない業務の企業・セクションでは、感染リスク低減のため積極的に在宅勤務が導入されています。

社員同士・社外とのコミュニケーションが必要な場合は、チャットソフトや通話ツールなどでやり取りを行うのが一般的です。映像付きで通話を行うこともあります。こうしたビデオ通話を取り入れる企業はコロナ以前もありましたが、この状況になって必要に迫られ急増したといえます。

自宅での仕事でも服装に気を使う?

上述したように在宅勤務が多くの企業で始まるにつれて、"服装"に関する意見が交わされています。終始自宅で作業をするのにも関わらず、"在宅勤務用の服"に着替える人がいるようです。単純に考えると必要のないことのように思えるかもしれませんが、必ずしもそうとは言い切れません。

意見は分かれるものの、ビデオ通話ツールなどでコミュニケーションをとる場合はさすがに部屋着のままでははばかられるという声が多いようです。特に、社外の人と通話する場合にはこの状況下であってもある程度のフォーマルさは求められます。また、在宅勤務とは状況が異なるものの面接をビデオ通話で行う企業が増えており、そうした場合、求職者はやはりフォーマルな服装で臨むべきだと考えられています。

また、自己管理が求められる在宅勤務に置いて、"仕事のスイッチ"を入れるためにわざわざ着替えているという人も多いようです。なかには、実際の出勤時のようなフォーマルな服装に着替えている人もいます。

在宅勤務・リモート会議のシャツ選び

上述したことを踏まえ、気持ちの切り替えができ、ビデオ通話でフォーマルな印象を与え、さらに在宅勤務ならではの「リラックスできる」というメリットを損なわない服装を考えてみましょう。

まず、ビデオ通話ツールを利用したリモート会議で映すのは基本的にバストアップのみです。そのため、ビジネスシャツを着るだけでも印象が引き締まります。手軽にビデオ通話用の装いに着替えたい場合は試してみてはいかがでしょうか。

ビデオ通話だからといって、特別なビジネスシャツを用意する必要はないでしょう。基本的には、フォーマルさ、清潔感を意識する通常のビジネスシャツ選びを意識しましょう。リモート会議だけではなく、在宅勤務時の服装として選ぶのであれば、動きやすさや快適性についても意識します。例えば、どちらかといえばカジュアルなビジネスウェアとしてとらえられているポロシャツなどは最適なのではないでしょうか。

社外の人とあうときなどは、ジャケットを羽織るなどして対応します。ネクタイをしてもやりすぎとはとらえられませんが、どちらかといえば少数派のようです。

在宅勤務ではボトムスはなんでもいい?

リモート会議では基本的に下半身が映ることはありません。その点では、何を着ていても問題はないといえます。なかには、上半身をビジネスウェアなどフォーマルな装いで固め、下はスウェット......という人もいるようです。

もちろん自由ではありますが、上述した気持ちの切り替えのためにボトムスにも気を使うことをおすすめします。スラックスやチノパンなどであれば、ビジネスシャツとの相性も良いでしょう。

在宅勤務ウェアを用意しよう

緊急事態宣言が解除され、以前のように出社を始めている企業もありますが、依然として感染拡大は終息せず油断できない状況が続いています。また、これを機に通勤のコストを鑑み、在宅勤務のメリット気づいた気業も多いでしょう。つまり、これからは在宅勤務がより一般的なワークスタイルになる可能性があるということです。

これを機に、部屋着とも実際の通勤着とも違う"在宅勤務ウェア"を用意してはいかがでしょうか。生産性もキープでき、急なビデオ通話にも対応できる服装がおすすめです。

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望ましい形ではありませんが、多くの企業で在宅勤務が始まっています。こうなれば一つのワークスタイルとして受け入れるよりほかはありません。せっかく取り入れるのであれば、今回ご紹介したような点を意識して在宅勤務用の服装を選んでみてください。ビジネスシャツを着るだけでも、フォーマル感、気持ちの切り替えが両立できるでしょう。

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ワイシャツのなかには、普段着として着られるものも少なくありません。そのなかでも、ひときわカジュアルで気軽なタイプとして人気のタイプがオックスフォードシャツです。こちらでは、オックスフォードシャツに使用されているオックスフォード素材の特徴や具体的な魅力、ビジネスシーンでの着こなし方や洗濯方法などについてくわしくお話しします。

オックスフォード素材とは

オックスフォード素材とは、綿の糸を2本ずつ垂直に折り合わせた素材のことです。その構造上、できあがった記事は比較的厚手になります。そのため、耐久性があり、しわになりにくい点が特徴です。

名前の由来は、イギリスのオックスフォード大学。世界的なシャツファブリックブランドであるTHOMAS MASON(トーマスメイソン)社がオックスフォード大学の学生に好まれるように意識してデザインしたのが作成のきっかけです。そのためから、フォーマルさと若いカジュアル感が共存した仕上がりになっています。

オーソドックスなオックスフォードのほか、ピンポイントオックスフォード、ロイヤルオックスフォードといった種類があります。後者ほど糸が細く、光沢感が増していくのが特徴です。

オックスフォードシャツの魅力

当初はイギリスのアイビーリーガーたちに好まれたオックスフォードシャツ。以降少しずつ一般層にも普及し、現在は世界中でシャツのスタンダード生地のひとつとして認識されています。具体的には、以下のような魅力が高く評価されています。

● 通気性が良い
オックスフォードシャツの織り目はそれほど密な構造になっていません。そのため、程よく通気性に優れている点が魅力です。この特徴から、夏でも汗で地肌に張り付いてしまうことも少なく、クールビズ用のシャツとしても愛されています。
● しわになりにくく洗濯が簡単
オックスフォードシャツには、太目の綿の糸が使われています。そのため、繰り返し洗濯してもダメージを受けず、しわがつきにくいのが特徴です。アイロンがけも必須ではないため、時間がない人にもおすすめできます。
● 洗濯のたびに味わいが増す
ドレスシャツなど多くのシャツはしわがつくとだらしなく見えてしまいます。一方で、オックスフォードシャツは着こんだしわによって逆に味が出てくることも。自然な風合いを出したい場合は、あえてしわを残しておくのもおすすめです。

オックスフォードシャツの位置づけ

オックスフォードシャツはどのようなシチュエーションで着用するシャツなのでしょうか?

ワイシャツの代表的な織り方として、ブロードクロス、ツイル、シャンブレイ、そしてオックスフォードが挙げられます。このなかでオックスフォードは最もカジュアルな位置づけです。

カジュアルなシーンではもちろん大活躍するでしょう。近年は、ビジネスシーンで着用するケースも目立っており、オールマイティーなシャツとして位置づけられています。一方で、冠婚葬祭などではカジュアルさが悪目立ちしてしまうため、着用しないのが無難です。

ビジネスシャツとしてオックスフォードを選ぶときのポイント

オックスフォードシャツはビジネスシャツとしても機能します。

最もフォーマルなのは細い糸を使用して光沢感があるロイヤルオックスフォード。ビジネスシャツとして自然なオックスフォードが欲しい場合は、ロイヤルオックスフォードを選びましょう。ネクタイの上にジャケットを羽織れば、少し上品なビジネスカジュアルとして着こなせます。もちろん、オックスフォード本来の快適性も味わえます。

通気性が良いためオールシーズン着まわせる点も大きな魅力です。TPOによっては、暑い時期は袖をまくってもよいでしょう。上述したとおり、カジュアルなクールビズ用のシャツとしては大活躍します。

オックスフォードシャツの洗濯

オックスフォードシャツを洗濯する際は、まずラベルを見て洗濯絵表示を確認してください。アイテムに応じて適切な洗濯方法がわかります。実際に洗濯する際は、ダメージを防ぐために裏返しにして洗濯ネットに入れましょう。特に汚れが目立つ部分があれば、洗剤を染み込ませておいてください。

洗うたびに味が出ていきますが、同時に少しずつ縮んでいくのがデメリットです。縮みを少しでも防ぎたい場合はドライクリーニングに出すのがおすすめです。

洗いざらしでもしわがつきにくいため、カジュアルに着たい場合はあえて洗いざらしにしておきましょう。ビジネスシャツとして着用する場合は、アイロンがけして程よくしわを取り除いておくのが無難です。

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オックスフォードシャツの魅力についてお話ししました。ビジネスシャツとしてもカジュアルシャツとしても役立つため、数枚はストックしておいていただきたいシャツです。ドレスシャツ以上にデザインのバリエーションが豊富な点も大きな魅力。丈夫なため、お気に入りの1枚を長く着ることができます。ぜひ、素敵なオックスフォードシャツを見つけてください。

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暑い季節にビジネスシャツを着ていると袖をわずらわしく感じるかもしれません。一方で、TPOを考えると半袖シャツを着るのもはばかられます。一方で、マナー的に問題なシチュエーションであれば、袖まくりでスタイリッシュに見せることも可能です。こちらでは、シャツの袖に関するマナーや、スタイリッシュに見せられるまくり方についてお話しします。

シャツの袖マナー

ビジネスシャツは一般的にフォーマルなアイテムとして位置づけられており、商品チョイスから着こなしまでマナーが求められます。袖に関連したマナーも少なくありません。

一般的に、ビジネスシャツは長袖です。フォーマルなシーンでは、半袖や七分袖のシャツは許容されない傾向があります。高温多湿の日本では長袖のシャツにストレスを感じることもありますが、特にビジネスのシーンでは基本的にマナーとして耐えなければなりません。

一方、近年は半袖や七分袖のクールビズシャツも流通しています。夏でもストレスなく過ごしたい場合は便利なアイテムですが、やはり、基本的には同僚にしか会わない日や社外に出ない日に着るものといえるでしょう。フォーマルなシーンでは、オールシーズン長袖を着ておくのが無難です。

袖まくりはOK?

ビジネスシャツは基本的に長袖のため、暑く感じる場合は袖まくりで体温調節を行うことになります。しかし、この際もやはりマナーには注意が必要です。袖まくりに関してもNGとする意見は少なくありません。

ビジネスシャツ自体は袖についたボタンを外すことで袖まくりが可能な構造になっています。ただし、クールビズ着用の判断と同様にTPOを意識することが大切です。基本的に社外の人に合う場合やフォーマルなシーンでは袖まくりは推奨されていません。

まくり方によってはスタイリッシュに見える

TPOさえ意識すれば、ビジネスシャツの袖をまくっても問題ありません。涼しさだけを考えるのであれば半袖や七分袖のシャツをチョイスするのもひとつの考え方ですが、長袖シャツにこだわることをおすすめします。袖のまくり方によっては、思いがけずスタイリッシュに見えることがあるのです。

半袖のシャツは基本的に袖口が広い構造になっています。着心地としては袖口に余裕がありリラックス感がある反面、相対的に腕が細く見えるため未成熟な印象を与えてしまうことも少なくありません。露出する腕がどう見えるかは、全体的な印象に大きな影響を与えます。

対して、長袖シャツの袖をまくると、袖口が引きしまります。そのため、腕がたくましく見えて男らしい印象になります。ただし、だらしない印象を与えないまくり方をすることが前提です。

基本のまくり方

スタイリッシュに見せるためには、袖まくりの方法に注意する必要があります。いくつかのセオリーがあるため覚えておきましょう。以下では、基本のまくり方を3種類ご紹介します。

〇 ベーシックロール
ベーシックロールはその名のとおり最もスタンダードな袖まくりの方法です。袖口のボタンを外し、適度な幅で3回ほど折り返します。折り幅を広げすぎると老けた印象を与えるため、印象に合わせて調節してください。ビジネスシャツだけではなく、カジュアルシャツにも応用できるまくり方です。
〇 ミラノまくり
ミラノまくりはイタリアでは一般的な袖まくりの方法です。袖口のボタンを外し、袖口が隠れる程度の大きさで一度まくり上げましょう。さらに、もう一度重ねるようにまくり上げます。重なっている部分の大きさで印象が変わるため、適宜調節してください。
〇 3段まくり
3段まくりは細い幅で3回折り返す方法です。折り幅の細さにより、スマートな印象を与えます。

袖まくりの注意ポイント

ビジネスシャツの袖をまくる際は、以下のようなポイントにも気をつけましょう。

● 肘を出さない
肘が出るまで袖をまくると、外観的には半袖に近くなります。つまり、半袖のように腕が細く見え、一気に印象が幼く見えてしまいやすいということです。また、肘は年齢が現れやすいやすいため、年配の方にとっても隠すのがベターとされています。
● 戻したときのシワ
袖をまくると、当然ながらシワがつきます。袖まくりを戻すとシワが見え、だらしない印象を与えてしまうかもしれません。袖まくりをした場合、可能な限りそのままにしておくか、ジャケットを羽織って袖を隠しておくのが賢明です。袖まくりで作業した後に社外に出かける予定があるときなどは、特に注意する必要があります。
● 織り幅を大きくしない
袖の折り幅を大きくすると、「おじさん」な印象が強まります。袖まくりの方法に関わらず、折り幅は大きくなりすぎないようにしましょう。

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いかがでしょうか。袖まくりにも具体的なマナーや方法があることがおわかりいただけたかと思います。フォーマルなアイテムであるビジネスシャツで袖をまくることは矛盾しているようにも思われますが、少し意識すれば素敵なエッセンスになるかもしれません。TPOが許すシーンであれば、今回ご紹介したような方法でスタイリッシュさを演出してみてはいかがでしょうか。

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結婚式はフォーマルな装いが求められるオケージョンのひとつ。ドレスシャツに関しても、最適なものが慣例的に決まっています。親族やゲストとして出席する場合は新郎新婦に失礼がないようにマナーに適したドレスシャツを選びましょう。こちらでは、結婚式に参加する際のドレスシャツマナーについてお話しします。

結婚式の定番ドレスシャツ

まずは、ドレスシャツ選びから考えてみましょう。「このシャツならどんな結婚式でも問題ない」という定番を知っておくと安心です。結婚式に参加する際のドレスシャツとして最もスタンダードなのは、

  • 無地
  • レギュラーカラー

以上の3要素がそろっているアイテム。基本的に、冠婚葬祭ではこの3要素を満たすドレスシャツを着ておけば間違いありません。とりわけ、親族として参加する場合は、この定番を踏襲するのが無難です。

こうしたシャツは単純にマナーとして認識されているだけではなく、ダークスーツとのマッチングも抜群です。白と黒のコントラストが清潔でドレッシーな印象を与えます。

そのほか、薄い淡色のサックスブルーのシャツも清潔感がありおすすめできます。基本的には、上述した白かサックスブルーのシャツから選びましょう。

少し個性を出したい場合は......

親族以外の参加者として出席する場合は、衣服で少し個性を出したい場合があるかもしれません。自分が主役ではないためあるため節度を意識する必要がありますが、ある程度の主張は許容されています。

ドレスシャツで少し個性を出したい場合は、

  • 淡いパステルカラー
  • ワイドカラーの襟
  • 織り柄

といった要素のシャツで主張してみましょう。とりわけ、パステルカラーのシャツは近年なり許容されるようになってきた傾向があり、カジュアルな雰囲気の結婚式では白いドレスシャツ以上に馴染むかもしれません。

シャツで個性を出したい場合は、出席する結婚式の雰囲気を伺いましょう。若い新郎新婦の結婚式など、それほど格式が高くない雰囲気の結婚式であれば様子を見て主張の強いシャツを選ぶのもひとつの方法です。

こんなシャツ選びはマナー違反

どれだけカジュアルな式であってもドレスシャツ選びによってはマナー違反として見られてしまう可能性があります。とりわけ結婚式では、新郎新婦どちらかの関係者として出席していることを忘れずに、マナーを意識しなければなりません。参加する式の雰囲気にかかわらず、以下のようなドレスシャツは避けたほうが無難です。

色・柄
ドレスシャツの色・柄によっては、悪目立ちしてしまいます。あくまで当日の主役は新郎新婦。参加者が目立ってしまうのは考え物です。原色系や派手な柄のドレスシャツは基本的に控えましょう。また、おめでたい場にふさわしくない暗いイメージを与えるため、黒いシャツも避けてください。
襟に関しては、ボタンダウン、ショートポイントは避けましょう。どちらもカジュアルな印象を与えるため、結婚式にはふさわしくありません。
素材
素材に関しては、光沢があり、きめ細かいものを選びましょう。オックスフォード素材などはカジュアル、スポーティーな印象を与えるため結婚式には不向きです。
結婚式のドレスシャツは基本的に長袖です。暑い時期の結婚式だとしても、半袖や七分袖は基本的に避けたほうが無難です。また、少なくとも式の最中は袖をまくったりしないようにしましょう。

二次会は少しカジュアルに

結婚式のあとは二次会が開催されることも少なくありません。着替える余裕と時間がある場合は、二次会に向けてドレスシャツを変更するのもおすすめです。フォーマルな一次会に対し、二次会は少しカジュアルでも問題ないでしょう。上述した結婚式ではNGになってしまうシャツも、二次会ではある程度許容されます。

二次会にはノーネクタイで参加するのも一般的ですが、その場合は少しさびしい印象を与えるため、チェックなど柄の主張が強いシャツを選んでもよいでしょう。首元のボタンをはずしても構いませんが、最大でも2つにとどめてください。また、ジャケットを脱ぐことも考え、インナーが透けないよう普段以上に意識してください。

また、シャツを着るにせよ、ジャケットと合っていることが前提です。シャツだけで主張しようとせず、トータルコーディネートを意識しましょう。

合わせるネクタイは

結婚式でドレスシャツを着る場合は、ネクタイ選びにも気を使いましょう。

無難な色は白、シルバー、シャンパンゴールドなどです。黒はシャツと同様にイメージを与えるためNGと考えてください。柄を付けたい場合は、チェックやストライプなど主張が強くないものを選びましょう。

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結婚式はおめでたいシーンである一方、マナーが問われます。くれぐれもドレスシャツ選びや着こなし、ネクタイ選びに気を付け、変に目立ってしまないように意識しましょう。カジュアルなファッションを楽しみたい場合は二次会がチャンスです。