袖の丸付け 「MANICA SPOSTATA」

Update: 2010.01.27 | シャツについて

私達は、袖付けに非常にこだわりを持っています。
その付け方は、MANICA SPOSTATA(マニカスポスターター袖の丸付け)という手法を
使っています。
そのつけ方は、まずシャツのボディ部分と袖部分を別々に作ります。
別々に完成したものを再度組み合わせてつくるという作業になります。

このつけ方をすることにより袖振りが立体的になります。通常のシャツは、ボディーと袖を同時に
作ってしまいますので立体的につけるといっても、おのずと限界が出てきます。
袖の丸付けを行うことでより人体に沿ったフィッティングを実現できますし、可動域を広げることが
できるのでより快適な着心地を提供できます。

MANICA SPOSTATA

この丸付け 唯一の問題がそのコストなのです。どうしても手間がかかってしまうため
こちらも高級シャツの代名詞のような仕様です。

2万近くするシャツでもこの仕様になっていないシャツは、残念ながら結構多いです。。。。。。
しかしこの作業を行っているかどうかが非常に重要な事になってくるのです。一見どうといった
ことのない袖付けでも着るとまったく違ったものになるのです。
カミチャニスタのシャツは、立体的に縫製しているのでアイロンが非常にかけにくいかも
知れません。
しかしそれは、動きやすさを確保するための必須条件を満たしたためにそうなったのです。 



ジャケットの袖ををつける際には、必ず丸付けになりますが、それと同じ手間がかかっている
ということがCAMICIANISTAの自慢です。シャツの美しさ、着易さというのは、様々なディテールと
シルエットの組み合わせが作り上げるものなのです。
このシャツの着心地、私は、一度着たらやめられないといえると思います。
ぜひ着心地とこだわりの仕様を楽しんでください。