シャツの仕様 「BOTTONI MADRE PERLA」

Update: 2010.01.04 | シャツについて

新年明けましておめでとうございます。

2009年 12月25日にオープンいたしましたカミチャニスタですが、もうシャツがお手元に届いた
方もいらっしゃると思います。今回は、"カミチャニスタについて"では、既に取り上げられている
シャツの仕様についてのお話です。

CAMICIANISTAのシャツの特徴は、もう読んだから知ってるよといわれる方も
いらっしゃると思いますが、

1.BOTTONI MADRE PERLA(ボットーニ マドレ ペルラ 以下 白蝶貝ボタン)
2.MANICA SPOSTATA(以下 マニカ スポスタータ)

は、絶対に忘れては、ならないポイントだと思います。2度にわたりその特徴について
お話いたします。
 

今回は、白蝶貝のボタンについてお話しましょう。

Bottone01.jpg

白蝶貝のボタンは、高級シャツの代名詞とされていますがいまいちピンとこない方もいらっしゃる
と思います。シャツのボタンの素材は、高い順番に、白蝶貝、高瀬貝、プラスティックとなります。
なぜ貝ボタンが良いのかといいますと、第一に研磨されて仕上げられた貝ボタンは、滑りにくく
留めやすいのです。CAMICIANISTAのボタンは、ある程度厚みを持たせ指の感触、ボタンホール
の通しやすさなどを考えて作られています。余りに厚いものですとホールを通す際に苦労しますが、
薄すぎるものも折角の貝ボタンの質感に欠けてしまいます。プラスティックのボタンは、研磨仕上げ
で無いので滑りやすいので貝ボタンにくらべると留めにくくなってしまいます。
しかしなぜその優位性ばかりの貝でなくプラスティックのボタンが普及している理由は、
そのコストにあります。その差なんと50倍から100倍くらいの差になることもあるのです。
(プラスティックと白蝶貝を比べた場合-当社調べ)

それ以外にもやはり天然の貝の持つ独特の輝きは、非常に美しくアクセサリーとしての機能も
あるといえるでしょう。貝をくりぬきひとつひとつ磨いて仕上げてゆくボタンは、美しくその仕上がり
に工芸品としての価値を感じてしまうのは、私だけでしょうか。
 
高瀬貝と白蝶貝の違いは、といいますとその輝きの差といえるでしょう。 高瀬貝と白蝶貝の
違いは、高瀬貝のボタンは、裏側を見るとまだら模様があることがあります。又白蝶貝に比べると
黄色っぽく濁った色になります。
白蝶貝は、その名の通り透き通るような白い色合いと輝きが魅力です。この輝きは、比べることが
できない美しさです。世界中の高級シャツと呼ばれるものがこぞって白蝶貝のボタンを使ってもの
づくりをするというのもうなずけます。
イタリア製のシャツならばこのボタンを使ったこだわりのシャツならば通常2万円は、
くだらないのではないのでしょうか?

個人的な感想ですが、白蝶貝のボタンのほうがボタンを触ったときに中がぎゅっと詰まったような
質感に感じるのですが、それは、私がボタンの値段を知ってるからなのかな?と思ったりもしますが
その満足度が確かなことは、間違いがありません。

白蝶貝のボタンは、一度使うと病みつきになるとは言いませんが、他のボタンとその違いは
着用した人には、分かっていただけると思います。

今後もCAMICIANISTAは、素材にこだわり使用感にこだわっていきます。


次回は、MANICA SPOSTATA(マニカスポスターター袖の丸付け)についてのお話です。
乞うご期待!!!